2020年12月11日(金)

徹底した個人補償こそ

辰巳前議員　大生連と懇談

（写真）懇談する辰巳氏（右端）＝10日、大阪市西区

　日本共産党の辰巳孝太郎前参院議員（党大阪府委員会新型コロナ対策本部長）は１０日、大阪市西区で全大阪生活と健康を守る会連合会（大生連）と懇談しました。

　懇談では、長引くコロナ禍で、失業しても再就職先がなく、多くの人が困窮している実態が紹介されました。貯金が尽きたときの生活保護の相談をする人も増えており、これから保護を必要とする人はどんどん増えていくことが予想されます。

　実質閉店状態に追い込まれているスナックやカラオケ店主の声も紹介されました。耐え忍んできた中での「第３波」。今ある給付金が途切れたら閉店を余儀なくされる店も増えています。

　大生連の大口耕吉郎会長は「感染拡大に拍車を掛ける『Ｇｏ　Ｔｏ』事業を今すぐやめ、徹底した個人補償をすべきだ」と主張。また、生活保護利用者に対する医療費一部負担化が狙われていることの危険性や、役所が閉まる年末年始の公的な相談窓口の必要性を訴えました。

　辰巳氏は「生活と健康を守る会が、本当に追い詰められている人の最後の命綱になっている。生活保護を利用しやすい環境をつくるために、われわれも頑張ります」と決意を語りました。