2020年12月6日(日)
次の総選挙で政権交代実現を
比例九州・沖縄で2議席以上を
長崎・佐世保 小池書記局長が訴え
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日本共産党の小池晃書記局長は5日、長崎県佐世保市で開かれた党演説会で、同市出身のまじま省三衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補とともに、「総選挙で政権交代をなしとげ、野党連合政権を実現しよう。比例九州・沖縄ブロックで日本共産党を2議席以上に躍進させてほしい」と訴えました。立憲民主党の末次精一長崎第4区総支部長からメッセージが寄せられました。
小池氏は閉会した臨時国会をめぐり、「『疑惑にフタ』をする態度は許されない」と述べ、「今度の総選挙は、国会から逃げ回る菅政権を力合わせて倒す選挙です」と力を込めました。まじま氏は「現場を歩き、どうしても野党連合政権を実現しなければ、日本社会に未来がないことを痛感している。共産党を大きく伸ばしてほしい」と訴えました。
小池氏は新型コロナ感染症対策、「桜を見る会」疑惑、日本学術会議会員任命拒否問題、外交、コロナ危機後の社会の在り方について縦横に語りました。
この中で、菅政権のコロナ対策を「あまりにも無為無策だ」と批判。「徹底したPCR検査で、感染者を保護することは待ったなし」と強調するとともに、経営が悪化する医療機関への強力な支援が必要だと訴えました。「コロナ感染が広がる中、重症化リスクが高い高齢者の医療費を2倍化するなど、とんでもない」と述べ、菅政権が狙う75歳以上の医療費2倍化の中止を訴えました。
佐世保市には米海軍の基地があります。小池氏は、米軍揚陸艦部隊の強化とともに、巨大岸壁建設が予算化され、「日本版海兵隊」と呼ばれる陸上自衛隊の「水陸機動団」の出撃拠点として自衛隊基地も一体で強化される「佐世保基地」の実態を告発。「アフリカや中東地域での新たな日米共同作戦を進めるための日米軍事一体化だ」と指摘しました。その上で、佐世保市議会が1950年にあげた平和宣言にふれ、「今こそ原点に立ち返り、軍事基地、軍港のない佐世保を子どもたちに渡そう」と呼びかけました。
演説会では社民党佐世保総支部長の堤典子県議からメッセージが寄せられました。石木ダム建設に反対する「石木川まもり隊」の松本美智恵さんが「ダム問題の解決には政治の力が必要です」とエールを送りました。
SNSをみて初めて共産党の演説会に参加したクリスチャンの女性は「私がすべて受け入れることのできる話でした。共産党に期待したい」と感想を語りました。