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2020年12月1日(火)

沖縄 中3まで医療費無料に

知事公約、共産党要求が実現へ

22年4月から

 沖縄県は27日、公費で賄う「こども医療費助成制度」について、2022年4月から通院費用の助成対象を「中学校卒業まで」拡大すると発表しました。県内全域で中学卒業までの医療費無料化が実現します。県民の願いを受けた「オール沖縄」の玉城デニー知事の公約であり、日本共産党が長年求めてきたことです。

 県は同制度で、医療費助成経費の2分の1を市町村に補助し、すでに就学前までの通院・入院費と中学卒業までの入院費の無料化を実現していましたが、中学卒業までの通院費は助成対象となっていませんでした。

 通院費の助成については、県内27市町村が独自に中学卒業か高校卒業まで実施。県は残りの14市町村と協議を進め、22年度中には、中学卒業まで拡大することで合意しました。先行実施している27市町村にも、経費の2分の1を県が負担することになります。

 県は、子どもの疾病のさらなる早期発見と早期治療による子どもの健全育成や、保護者の経済的負担軽減につなげる考えです。

 日本共産党の渡久地修県議団長は、県民の願いを受けたデニー知事の公約であり党の長年の要求が実現することを歓迎。その上で、就学前までは実施されている医療費の窓口負担のない「現物給付」の中学卒業までの拡大と、子ども医療費無料化を国の制度として実現させるため、引き続き「頑張っていく」と改めて決意を述べました。


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