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2020年11月24日(火)

涙の謝辞 活動の励みに

豪雨支援共同センターが連日行動

熊本・人吉

写真

(写真)支援物資を受け取り喜ぶ女性=23日、熊本県人吉市

 「7月豪雨」被災者の生活再建の一助にと熊本県の労働組合や民主団体、日本共産党など15団体でつくる「熊本豪雨被災者支援共同センター」が23日、同県人吉市の被災者宅を回り、厳しい冬を乗り切ってもらうための暖房器具や毛布などを届けました。共同センターは同市に設置されているもので、連日、支援活動に取り組んでいます。

 同市の上薩摩瀬地区で浸水被害に遭い、次男宅に避難している女性(85)は電気ストーブを受け取り、「何もかも失ってしまい途方に暮れているところへの支援の申し出は思いがけないものでありがたい」と話し「これで、新しい入居先に移っても、趣味のバッグ作りや手芸を続けられます」と喜んでいました。

 共同センターの重松淳平事務局長は「被災者の生活再建はまだまだの状況ですが、物資を受け取った被災者の中には涙ながらに感謝する人もいて活動の励みになっています。一方で、来年の雨の多くなる季節までに『堤防の強化や河床の掘削などできる限りの治水対策をしてほしい』と強く求める被災者の声もたくさん寄せられています」と述べました。


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