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2020年11月19日(木)

井上担当相答弁

学術会議の在り方を否定 学問の自由への重大な挑戦

穀田国対委員長が批判

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(写真)記者会見する穀田恵二国対委員長=18日、国会内

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は18日、国会内で記者会見し、日本学術会議に研究成果の「軍民両用」の検討を求めたとする井上信治科学技術担当相の答弁(17日)について問われ、「学術会議の在り方を真正面から否定するものだ」「検討を要請したこと自体、大問題だ」と厳しく批判しました。

 穀田氏は学術会議について、科学が戦争に動員された戦前への反省の上に、憲法がうたう学問の自由を保障する形で発足したと指摘。井上担当相の要請は「“戦争に協力しない”という学術会議の在り方を決めた根本を真正面から否定し、存在自身を否定するものだ」と強調しました。

 その上で、「菅義偉首相が学術会議に人事介入し、学術会議の機能を阻害したうえ、政権の意向を強要するとんでもないやり方だ」と指摘。「“政権の思い通りに動け”と学術会議の根本を否定する重大な挑戦だ」と重ねて批判しました。

 穀田氏は、学術会議をめぐる問題は「戦争への反省の上につくられた憲法を変えようとする動きと軌を一にするものだ」として、「国民的な大運動でこの問題をたたかっていきたい」と表明しました。


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