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2020年11月13日(金)

学術会議 法に従い推薦

会長ら会見 「拒否理由説明と6人任命を」

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(写真)記者会見する梶田隆章会長=12日(ユーチューブから)

 日本学術会議は12日、会見を行い、梶田隆章会長は「学術会議として任命拒否の理由の説明と6人の任命を求める考え方は変わらない。10月29日の会見で正確な情報を発信するべきと感じて提供したが、その後の国会での議論を聞き、さらなる情報発信が必要と判断した」と述べ、会員構成の考え方や役割について説明しました。

 菱田公一副会長が、会員の選定で「年齢や男女比で偏りがある」とされる問題について、「会員は法律で『業績がある科学者』とされており、必然的に50代以上が多いが、『若手アカデミー』で若い人が専門分野を超えてさまざまな問題に視野を広げるための取り組みをしている。そのためにも事務局の強化はぜひ必要だ」と述べました。

 首相側との事前協議とされる問題について、小林傳司第一部幹事(日本学術会議アドバイザー)は、「学術会議の総会で105人を確認して会長が推薦し、首相が任命するという過程が法律で決められており、任命されない事態や事前協議は法的に想定されていない。われわれは法に従って推薦している。とにかく一刻も早く理由の説明と任命を行ってほしい」と話しました。

 梶田会長が「国際学術会議(ISC)会長から、日本学術会議が参加することで、科学のさらなる発展の機会を創出していることを高く評価すると同時に、任命拒否が起こっている現状を懸念している、何かあれば支援をしたいという旨の手紙が届いている」と紹介しました。


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