2020年11月10日(火)
沖縄経済支援、迅速に
デニー知事 コロナ対策発表
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沖縄県の玉城デニー知事は9日、県庁で記者会見を開き、5月策定の「新型コロナウイルス対策に係る沖縄県の経済対策基本方針」の改定を発表しました。新型コロナウイルス感染症流行の次の波に備え、医療体制の拡充、コロナ禍で落ち込んだ経済の回復などを目指すさらなる取り組みを盛り込みました。
県はこれまで同感染症対策として、累計約1265億円、7次にわたる補正予算を編成してきました。
デニー知事は次の補正予算に向け、▽医療機関の空床確保補助や機器整備補助支援の継続▽相談・検査体制の整備支援の継続▽地域の消費活性化を促進するためのクーポン支援▽修学旅行の受け入れ態勢の構築支援―などを検討していると説明しました。
コロナ禍で打撃を受けた沖縄経済の回復のためには、必要な対策を切れ目なく講じることが重要だと指摘。全国知事会と連携して財源の継続支援の要請を国に行い「迅速かつ、効果的な経済対策に着実に取り組む」と述べました。県内の感染者は同日、新たに18人が確認され、累計3536人。在沖縄米軍関係では、キャンプ・ハンセン(金武町など)の1人の感染が発表され、累計432人です。