2020年10月30日(金)
なくすな大阪市
1票が局面変える
事実伝え世論広げる 民青府委
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大阪市廃止を問う住民投票の11月1日投票まであとわずか。若者も正確な事実を知らせれば「反対」が広がると日本民主青年同盟大阪府委員会(酒巻眞世委員長)は奮闘しています。
西区の四ツ橋駅付近で出会った男性(26)は、今回の「都」構想(=大阪市廃止)に「こんな(コロナ禍の)時期にするのはおかしい。絶対反対です」と怒りの声を上げます。男性は「新自由主義がほんまに嫌いなんです」と対話へ。詳しく話をすると、ビジョンカー宣伝や反対派のビラを受け取り「自分も何かしないと後悔する気がしていました」。その後、「土曜日、日曜日の宣伝があるなら参加します」と活動のつながりに発展しました。
大阪市に住む学生も、今回の「都」構想に不安を抱いています。「『都』構想で、もし区民の税金とか制度が変わって負担が増えたら嫌。お金がかかるというのも気になります。住民サービスも良くならないというし」と話し、対話へ。財源と権限が府に吸い上げられるということを伝え「ぜひ、反対に入れてください」と訴えました。
別の学生との対話では「お金もかかるみたいやし、やらんほうがいいと思う。でも、私一人行っても変わらないかなと思って」という学生に対し、民青の参加者が「世論調査でも賛否が分かれていて、一票一票が決める局面。せっかく投票権があるなら行ってください」と伝えると、「そうなんですね。それやったら投票しようと思います」と、迷っている青年との対話が反対票へつながりました。
民青の酒巻委員長は「市民の方の気持ちに寄り添いながら、冷静に正確な情報を伝えるような対話、アピールが大事だと感じています」と話します。