2020年10月29日(木)
明日をひらく 衆院比例予定候補
九州・沖縄(定数20) 福岡9区重複 まじま省三予定候補(57)
親身に相談 業者から人気
「コロナも被災者の救援も災害復旧も自己責任論とのたたかい。国会に帰って政府をただしたい思いでいっぱいです」―。コロナに続き7月豪雨からの懸命な復旧が今も続く天ケ瀬温泉を抱える大分県での訴えに大きな拍手が起きました。
相次ぐ災害の発生直後から各地を駆け巡り、被災事業者と政府交渉を重ね、7月豪雨では「なりわい再建補助金」が実現。しかし政府は「私有財産は自費負担が原則」「今回は特例的な措置」とします。一緒に政府交渉もした天ケ瀬温泉旅館組合長の旅館が廃業したことに悔しさを募らせます。
2014年衆院選初当選時から3年前に議席を失った現在も中小企業支援がテーマ。コロナで苦境にあえぐ現場の声を丹念に聞いてきました。
「まじまさんの話はわかりやすいと中小業者から人気」だと話す熊本民主商工会の山本寛幸会長(59)は「災害や持続化給付金など親身になって相談に乗ってくれる人です」と期待を寄せました。
衆院初質問ではトヨタ自動車の下請け単価引き下げ問題など大企業の実名を挙げて追及しました。中小企業庁の町工場へのヒアリング調査が実現。下請け2法の運用基準に違反行為事例を増やすなど改善させました。
次の国会では中小企業基本法の改悪も狙われています。「政権交代を次の選挙で実現したい。日本共産党も参加する野党の政権をつくり、地域に根を張った中小企業のみなさんを応援する産業政策に取り組みたい」
まじま・しょうぞう 1963年長崎県生まれ。九州工業大中退。2007年から福岡県議(1期)。前衆院議員。現在、党中央委員。