2020年10月25日(日)
なくすな大阪市
町会長「生野区残そう」
「こころひとつ」 合言葉に宣伝
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大阪市廃止の是非を問う住民投票が11月1日に迫る中、24日も市内各地でさまざまな団体や市民有志が「大阪市をなくしたらあかん」と声を上げました。生野区では連合振興町会有志が「こころひとつ 大阪市廃止反対」を合言葉に区内で宣伝しました。
同区は維新市政の下で小学校の統廃合が強引に進められている地域です。51人が参加し、四つの連合振興町会の猪股康利会長(舎利寺=しゃりじ)、飯田俊郎会長(鶴橋)、川本俊永会長(勝山)、福島曻第3町会長(田島)がマイクで訴え。統廃合の対象である舎利寺小学校のある地域を宣伝して回りました。地元の人から参加者にエールが送られました。
猪股氏は「5年前の住民投票で、私たちは大阪市を守る、生野区を守るという選択をした。今回も『都』構想に反対を突き付け、プール、図書館、老人福祉センターなど身近な施設・住民サービスを守ろう。生野区を残そう」と力を込めました。飯田氏は「(賛成票が1票でも上回り)大阪市がなくなれば元に戻すことはできません。必ず投票に行って『反対』と書くよう家族・ご近所・友人に広めてください」と訴えました。
川本氏は「学校を統廃合し、大阪市や生野区の財産をどんどん売ってお金にして、それで成長というのは間違っている。市民の大切な財産は次の世代に残さなければならない」と話し、福島氏は「若い世代、これから生まれてくる子どもたちの未来のためにも必ず投票に行ってください」と力強く訴えました。
同有志は、独自に「大阪市廃止反対」のはがきを4万枚作製し、配布しています。