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2020年10月16日(金)

学術会議問題 穀田氏語る ラジオ番組

6人全員の任命と全容の解明求める

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(写真)穀田恵二国会対策委員長

 日本共産党の穀田恵二国会対策委員長は14日、FMラジオ局J―WAVEの「ジャム・ザ・ワールド」に出演し、日本学術会議の会員候補6人を菅義偉首相が任命しなかった問題について語りました。

 穀田氏は、日本学術会議法が会員について同会議の推薦に基づき「内閣総理大臣が任命する」としていることを挙げ、菅首相が「推薦リストを見ていない」と答えていることは同法に抵触すると指摘。「首相以外の人物が6人を除外する判断をしたとすれば、いつ、誰が任命を拒否する判断をしたのか、全容の解明と6人全員の任命が求められる」として、野党が一致して求める杉田和博官房副長官の国会招致の必要性を説明しました。

 自民党が日本学術会議の在り方を検討するプロジェクトチームの初会合を開いたことについて問われた穀田氏は、「明らかに争点そらし」だと批判しました。

 さらに、ノーベル賞を受賞した益川敏英氏の「戦争の反省の上に作られた“日本学術会議”に汚点を残すものである」とのコメントを紹介し、同会議が「学問の自由を保障し、日本の平和復興と人類社会の福祉に貢献してきた」と指摘。学術会議の目的に「世界の学会と連携して学術の進歩に寄与する」と気高くうたわれていると述べ、「その方向で力を発揮していただくことが大事だ」と強調しました。

 穀田氏はその上で、同会議発足には「戦争を否定する出発点があったことを広く訴えていきたい」と表明しました。


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