2020年10月13日(火)
決裁文書に名簿添付
学術会議推薦の105人 内閣府、野党に回答
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日本共産党の塩川鉄也衆院議員、立憲民主党の黒岩宇洋、奥野総一郎、山井和則の各衆院議員は12日、日本学術会議が会員として推薦した105人の名簿を菅義偉首相が「見ていない」と述べたことについて、内閣府と日本学術会議事務局にヒアリングを行いました。内閣府大臣官房人事課の矢作修己参事官は、首相に提出した起案決裁文書には、任命拒否された6人の名前が削除された99人の任命者リストと、日本学術会議からの105人の推薦者リストの両方が添付されていたと説明しました。
その上で、矢作参事官は「105名の推薦があり、99名を任命する考え方について決裁までの間に(首相に)ご説明が入っている」と述べました。首相に説明した中身や、「首相が推薦者リストを見ていないとすれば違法ではないか」とただした野党議員らの質問に対しては、「お答えを差し控える」と述べました。
黒岩氏は、首相に明確な説明責任を求めていくと述べるとともに、任命権は首相にしかないため、起案の段階で6人が削られたとすれば、それも違法だとして今後追及していくと語りました。