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2020年10月11日(日)

次の総選挙で政権交代 近畿比例4議席回復を

奈良 小池書記局長が訴え

 日本共産党の小池晃書記局長は10日、奈良市の近鉄奈良駅前で演説し、「次の総選挙で自公政治を終わらせ、野党連合政権をつくろう。市民と野党共闘に力を尽くす日本共産党の躍進を。比例近畿ブロックでは4議席の回復を」と呼びかけ、ときおり雨の降るなか集まった人たちが大きな拍手で応えました。

 小池氏は、日本学術会議の会員候補6人の任命拒否問題で、菅義偉首相が6人を外す前の名簿を「見ていない」と述べたことについて「首相は『総合的・俯瞰(ふかん)的に判断した』と言いながら、名簿を見ずにどうやって『俯瞰』したのか。デタラメな言い逃れだ」と批判。政府が日本学術会議を「行革」の対象と言いだしていることも「問題のすり替えであり、脅かしは許されない」と指摘し、「学問の自由と権利の侵害であり、全ての国民にとっての重大問題だ。菅政権は、安倍政権以上に強権的な政権となる危険がある。強権政治を許さないために全力をあげよう」と力を込めました。

 コロナ禍で国民が苦しむなか、「自助」を強調する菅首相を批判し、自己責任を押し付け、経済効率を優先する新自由主義の政治でなく「一人ひとりを個人として尊重し、多様な価値観や生き方を国が責任もって支える政治こそコロナからの教訓」と強調。「破綻した新自由主義の暴走か、大本からの転換か、今こそ野党が連合政権構想で新しい社会の姿を示すとき」と訴えました。

 どんな日本をつくるのかとして、日本共産党の七つの提案を詳しく紹介。この中で、自民党の杉田水脈衆院議員が性暴力被害について「女性はいくらでもうそをつける」と発言したことを批判。「絶対に許されない暴言だが、自民党は容認してきた。自民党ではジェンダー平等社会はつくれない。政権交代でジェンダー平等を実現しよう」と訴え、「野党共闘勝利、日本共産党躍進でくらしに希望の持てる政治を」と呼びかけました。

 こむら潤衆院近畿比例予定候補は「憲法通りの誰もが自分らしく輝くことができる社会を、ご一緒につくりましょう」と力強く訴え。衆院奈良1区の谷川かずひろ、同2区の宮本次郎両予定候補も訴えました。


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