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2020年9月26日(土)

“サンゴ生き埋めにするな”

辺野古新基地建設の予定海域

ヘリ基地反対協 ダイバー潜水調査

写真

(写真)ダイビングチーム・レインボーが潜水調査したシコロサンゴ=12日、沖縄県名護市辺野古(ダイビングチーム・レインボー提供)

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する「ヘリ基地反対協議会」のダイビングチーム・レインボーは23日までに、辺野古の海で観測を続けてきたシコロサンゴの潜水調査を行いました。同サンゴの状態はおおむね良好とするも、同チームは新基地建設で埋め立てられてしまう危険性を訴えています。

 同調査は、2018年1月から開始して今回が3回目。同サンゴの上部にはヒレシャコガイも生息し、周辺には小魚が集まり、ジュゴンの餌となる海草もあります。

 チームによると、場所は今後、新基地建設の新たな護岸工事・埋め立てが始まるといわれている海域。沖縄防衛局は同サンゴを移植の対象にしていないといいます。

 チームは、調査の回を重ねるたびに「濁りがひどく海中の透明度は低くなっている」と指摘。護岸造成時の投石や埋め立て予定海域北側の大浦湾から流れてきていた海流の護岸による遮断など、同新基地建設工事の影響が大きいとしています。

 「環境の悪化にも耐えて生き延びているシコロサンゴも、周辺に生息する生物たちも、このまま工事が続けば生き埋めにされてしまう」と、警鐘を鳴らしています。


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