2020年9月23日(水)
北極海の氷の最小面積
史上2番目の狭さに
NASA
米航空宇宙局(NASA)は21日、2020年の北極海の氷の最小面積が史上2番目の狭さになったとみられると発表しました。
北極海は冬にほぼ全域が氷で覆われますが、春から夏にかけて氷の面積が狭くなり、秋から冬にかけて広がります。氷の面積が最も狭くなるのは例年9月の中ごろです。
NASAによると9月15日の北極海の氷の面積は約374万平方キロでした。これまで一年の最小面積が最も狭くなったのは12年9月17日の約339万平方キロで、今年の最小面積はそれに続く2番目の狭さだとしています。
北極海の夏の海氷の広がりは、地域の生態系、地域的および地球規模の気象パターン、海洋循環に影響を与える可能性があり、今世紀に入って続いている最小面積の急減傾向への懸念が強まっています。