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2020年9月22日(火)

ベラルーシ 抗議デモ、6週連続

「大統領退陣を」と唱和

 【ベルリン=桑野白馬】8月に実施された大統領選挙での不正疑惑をめぐり、ベラルーシ各地で20日、ルカシェンコ大統領の辞任を求める大規模デモが行われました。日曜日の抗議デモは6週連続となりました。

 参加者は抗議行動のシンボルである赤と白の旗を持ち「(ルカシェンコ大統領は)退陣を」と唱和しながら行進しました。人権擁護団体ビャスナによると、首都ミンスクでは約10万人が参加し、全国で100人以上が逮捕されました。

 一方、ロシアのインタファクス通信によるとミンスクでのデモ参加者は5万人。ルカシェンコ政権の徹底弾圧を受けた影響か、これまでの10万人規模に比べて抗議参加者が半減しました。

 ミンスクでは装甲車両が配置され、放水砲や盾を持った機動隊が道路を封鎖。盾を地面に打ち付けて参加者を威嚇しました。

 ルカシェンコ氏は14日にロシアのプーチン大統領と会談。政権への支持を得た後、平和的なデモ参加者への弾圧を強めています。毎週土曜に恒例となっている女性が中心のデモでは19日、全国で430人が逮捕されました。


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