2020年9月15日(火)
ベラルーシ 5週連続デモ
大統領辞任求め15万人
【ベルリン=桑野白馬】ベラルーシ各地で13日、ルカシェンコ大統領の辞任を求めるデモが行われました。ロシアのメディアによると、首都ミンスクでは15万人以上の規模に拡大。日曜のデモは5週連続となりました。
ミンスクではデモ参加者が「(大統領は)退陣を」と叫び大統領府に向かって行進。これに対し、盾を持った治安部隊が道路を封鎖しました。
警察は、平和的なデモを行っていた女性たちを次々と拘束し、警察車両に押し込んで連行。内務省によると、400人以上を拘束しました。西部ブレストではデモ隊に放水し、強硬手段で鎮圧に乗り出しました。
8月9日の大統領選挙以来、選挙で不正が行われたとして再選挙を求める反政権派の行動が続いています。ルカシェンコ政権は反体制派の幹部を拘束するなどして、弾圧を強めています。