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2020年9月12日(土)

PCR 予算増不可欠

新潟 たいら比例予定候補、検査機関訪問

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(写真)検体のRNA抽出作業のデモンストレーションを見学する(右から)五十嵐、たいら氏。後方が減圧密閉検査室=10日、新潟市

 日本共産党の衆院北陸信越比例予定候補(新潟2区重複)の、たいらあやこ新潟市議は10日、五十嵐完二、飯塚孝子、倉茂政樹の各新潟市議とともに新潟市内の新潟市衛生環境研究所を訪れ、PCR検査の流れや作業を視察しました。町永智恵(ちえ)所長と大関暢(みつる)衛生科学室長から説明を受けました。

 研究所は、食中毒や感染症の検査、食品衛生などを扱う衛生科学室と、水質や大気、土壌などの環境汚染を扱う環境科学室があります。正職員22人、会計年度職員5人。PCR検査は現在1日最大96検体の検査能力を持っています。

 検査員は2人一組で、減圧密閉された検査室で防護服を着て、一つ一つ試験管に移し替える作業をおこないます。その後、遺伝子情報を持つRNAの抽出、PCR用プレートへの移し替えをしてPCR検査機にかける状態にするまで手作業で約90分かかります。

 PCR検査は、リアルタイムPCRを3台使い、結果が出るまで133分かかります。

 検体を受け取ってから結果が出るまで4時間半かかる流れです。

 検査員は「間違いがないか神経を張り詰め、繰り返しの作業をおこなうので疲れる」と話します。一部の作業の自動化が検討されていますが、1日32検体増える程度と言います。

 視察を終えた、たいら氏は「検査にはマンパワーが不可欠だと再認識した。検査機器と検査人員の増員、そして社会的検査の費用など国の予算化は待ったなしだ」と話しました。


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