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2020年8月26日(水)

警官が黒人男性銃撃

丸腰背後から複数回

米中西部 抗議続く、州兵配備も

 【ワシントン=池田晋】米中西部ウィスコンシン州ケノーシャで23日、警官が丸腰の黒人男性ジェーコブ・ブレークさん(29)を背後から複数回銃撃しました。住民が一部始終を収めた動画がインターネット交流サイト(SNS)上で怒りを呼び、当地で警察の暴力に対する抗議活動が始まっています。

 米各地で5月以来、人種差別と警察の暴力に対する抗議行動が続く中、またも黒人に対する警察の過剰対応が表面化しました。

 抗議行動は23日夜から始まり、翌24日も続いています。一部が車両に火を放つなどしており、エバーズ州知事は州兵125人を当地に派遣すると公表しました。

 当局は、警官がなぜブレークさんに発砲したか明らかにしていませんが、警官は当初、家庭内トラブルの通報を受けて対応に当たっていました。動画によると、歩き去るブレークさんが自分の車に乗り込もうとしたところで、追いかけてきた警官が後ろから7回発砲しました。事件に関わった警官3人は現在、休職となっています。

 弁護士によるとブレークさんの容体は安定。銃撃時、後部座席には同氏の3人の子が乗っていたといいます。


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