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2020年8月18日(火)

都知事は追悼文送付を

関東大震災朝鮮人犠牲者式典で実行委

 東京都の小池百合子知事が9月1日に行われる関東大震災の朝鮮人犠牲者追悼式典に対し、追悼文の送付を拒否している問題で、式典実行委員会(宮川泰彦委員長)は17日、小池知事に抗議し、歴代知事と同様に追悼文を送付するよう要請しました。要請には日本共産党の原田あきら都議が同席しました。

 1923年の関東大震災では「朝鮮人が井戸に毒を投げ入れた」などのデマが流され、軍や警察、自警団によって数千人といわれる朝鮮人が虐殺されました。73年に墨田区の都立横網町公園内に追悼碑が設置され、74年から歴代の都知事が追悼文を送付してきましたが、小池知事は就任翌年の2017年以降、送付を拒否しています。

 宮川実行委員長らは要請で「追悼式典は、二度とこの不幸な出来事を招かず、悲惨な歴史的事実から目を背けないことを誓い合うもの」と強調。小池知事が「個別式典への追悼を控える」「何が事実かは、歴史家がひも解くもの」としていることに、「虐殺の事実に触れようとしないものだ」と指摘しました。

 都政策企画局の三角知恵人・知事秘書担当課長は「要請内容は知事と関係部署に伝える」と答えました。


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