2020年8月18日(火)
被災者の声届け支援要求
熊本豪雨 5野党代表が知事と懇談
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7月豪雨で大きな被害が出た熊本県の5野党は17日、被災者の声に基づく要望を合同で蒲島郁夫知事に申し入れました。日本共産党県委員会の松岡勝委員長、国民民主党県総支部連合会の中山弘幸代表、社会民主党県連合の今泉克己代表、新社会党県本部の岩中伸司委員長、くまもと民主連合の鎌田聡代表(県議)が蒲島知事と懇談しました。
申し入れでは、野党合同調査団による被災者からの聞き取り内容を紹介、▽災害廃棄物、災害土砂の撤去▽インフラ・ライフラインの復旧▽被災者や農業・農家、中小企業への支援▽公共交通機関の整備―など8項目にわたり要望しました。
松岡氏は、なりわい再建補助金の「定額補助」(自己負担分を支給)の要件となっている「熊本地震被害」について、広い意味で全事業者・県民が被害を受けているのですべての事業者に適用するよう要望。地域によらず被災者の苦しみは同じだとして「被災地で線引きすることなく国に支援拡充を求めるとともに支援策から漏れる被災者には県が独自に対策を講じてほしい」と強調しました。
蒲島知事は、申し入れの内容について「整理して回答したい」と答えるとともに、「支援メニューを活用して不安を取り除きながら、希望のもてる支援に全力で取り組みたい」と述べました。