2020年8月9日(日)
学生の窮状聞く
京都で宮本前議員
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宮本たけし前衆院議員は7日、京都の学生でつくる「高等教育無償化プロジェクト・FREE京都」と京都市中京区で懇談し、コロナ禍で苦しむ学生の声を聞き取りました。
FREE京都は4月から5月にかけて約500人の学生にアンケート調査。コロナ禍によるアルバイトの収入減など経済的な問題から、4人に1人の学生が「退学や休学を検討している」と答え、深刻な実態が明らかになりました。
オンライン授業への不満も多く、「先生がレジュメを100ページほど送ってきて『後はやってね』と丸投げ」「オンライン授業は年間100万円以上の学費に見合わないから、後期もオンラインなら退学を考えている」などの声が紹介されました。
政府が打ち出した「学生支援緊急給付金制度」については、1割の学生しか受けられないことに加え、申請の要件が厳しく「要件が足りず諦めた」「課題やバイトをこなすのに精いっぱいで申請する余裕がなかった」という声がありました。
宮本氏は、20人程度の少人数学級と大学・専門学校の学費半額を柱にした「ポストコロナに子どもと学生に希望を届ける宮本プラン」を紹介し、「施設も満足に使えない状況で、満額の授業料を徴収するのはおかしい。国や自治体の支援策は不十分で、もっと学生に寄り添った中身にしていくべきだ」と話しました。