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2020年7月24日(金)

米軍感染 沖縄累計超す

基地従業員も初感染 14人増え在沖163人

 沖縄県は23日、新たに米軍キャンプ・ハンセン(同県金武町など)で13人、普天間基地(同県宜野湾市)で1人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表しました。米軍関係者を除く県内感染者も5人確認され、うち1人は、米軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)従業員でした。県内の米軍基地従業員の感染の確認は初です。

 県内の米軍関係感染者は累計163人となり、米軍関係者を除く県内感染者の累計162人を上回りました。大城玲子県保健医療部長は県庁で記者会見し「県として危機感を感じているので、(米軍側と)情報の共有を図るべく努めている。基地の外に感染が広がらないような対策をしっかりとっていく」と述べました。

 感染が確認された嘉手納基地従業員は、日本人と見られる50代男性で県中部保健所管内在住。県によると米軍関係感染者との接触があったかなど、感染経路については調査中です。大城部長は、キャンプ・ハンセンと普天間基地の日本人従業員のほぼ全員に呼びかけ、25、26日に希望者を対象として、感染を判定する検査を行う計画を明らかにしました。

 日本共産党の渡久地修県議団長は、在日米軍基地からさらに感染が拡大する懸念を示し「米軍基地は直ちに完全閉鎖、訓練も中止を」と強調。日米地位協定を改定し、日本の検疫法などを米軍に適用することの重要性を訴えました。


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