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2020年7月12日(日)

東京感染 3日連続200人超

都医師会長 補償伴う休業要請を

 東京都で新たに新型コロナウイルス感染者が206人確認されたことが11日、関係者への取材で分かりました。都の1日あたりの感染者は9日に224人、10日に243人と過去最多を更新。3日連続で感染者が200人を超えました。

 これに先立つ10日、東京都医師会の尾崎治夫会長は定例会見で、感染拡大の防止策として「感染拡大地域に絞った補償を伴う休業要請を国に要望したい」と表明しました。

 尾崎氏は「都内でPCR検査を受ける人や陽性率が増えている。(陽性者が判明した)ホストクラブやその周辺から人の流れによって市中感染が起きている」「地域を限定し、しっかりと補償を伴う休業要請をして一定期間休んでもらう。その間に医師会も協力するので、PCR検査を徹底的にやることが必要だ」とのべました。

 国に対応を求める理由として尾崎氏は「東京以外の地域にも感染が広がる可能性がある。各都道府県や区市に任せるのではなく、国として感染拡大を防いでいく、検査も地域を限局して全部やるという方針を出してほしい」と強調しました。

 その上で、都民に対し「近距離で話しながら飲食し、だ液が飛び交うような状況が感染リスクが高い。今後2週間、できれば4週間は特にお酒を飲む空間、繁華街などに行くことを控えてください」と呼びかけました。

 都が9日に開いた新型コロナウイルス感染症モニタリング会議では、専門家が、20~30代の新規感染者が多いものの前週に比べ40~50代の増加が見られるとして、同居や会食などを介した高齢者層への感染拡大にも注意を喚起しています。


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