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2020年7月12日(日)

豪雨被害 各地で調査 共産党

生活再建どうする

福岡・大牟田

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(写真)被災状況と災害当時の話を聞く高瀬県議(右から2人目)=9日、福岡県大牟田市

 記録的な豪雨で浸水被害などが起きた福岡県大牟田市の住民らの要望を知ろうと、日本共産党の高瀬菜穂子県議は9日、大雨警報が続く現地を調査しました。

 住宅の多くが床上浸水に見舞われた同市汐屋町の住民らは「道路では首まで水が来た」と語りました。散乱した家財の片付けに追われ「まだまだこれからが大変」と今後の生活再建に頭を悩ませます。

 男性(92)は60年以上、この地域に住んでいますが「こんなことは初めて」と力なく答えました。家族総出で水に漬かった畳などを運び出しました。

 隣組長を務める女性(67)は、災害廃棄物の仮置き場所までの運搬について「この辺りは高齢者が多いので大変。まだ、私は若い方」と話します。住民の中には「年寄りに集積場所までごみを運べというのか」と憤る人もいました。高瀬氏は「党市議を通じて玄関先まで回収に来るよう市に要望している」と激励しました。

 大規模浸水の要因に雨水をくみ上げる「三川ポンプ場」の故障が各報道でも指摘され、「ポンプが故障しなければ」とこぼす住民もいました。

 高瀬氏は、相次ぐ災害の激甚化の要因として河川整備の遅れなどがあるとし、「しっかり対応していきたい」と力を込めました。


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