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2020年7月11日(土)

ミサイル防衛導入整備費

累計2.5兆円にも

防衛省が井上議員に答弁

 防衛省は9日、参院外交防衛委員会で、「ミサイル防衛」(BMD)の整備経費が2004年度から20年度予算までの累計で2兆5296億円にのぼったことを明らかにしました。日本共産党の井上哲士議員への答弁。

 井上氏は、政府が「ミサイル防衛」の導入経費として「概(おおむ)ね8000億円~1兆円」としてきたと述べ、「当初から3倍近くに膨れ上がっている。攻撃する側が新たな弾道ミサイルを開発すれば、システムの大幅な更新が必要となり、いたちごっこで際限ない費用の増大となり、軍拡の悪循環になる」と指摘しました。

 また、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備断念により、政府が米国のロッキード・マーチン社と交わしているレーダーの契約を解除するのかをただしたのに対し、河野太郎防衛相は「日米間で協議する」と答弁。井上氏は「試験施設などの追加負担が求められており、さらに費用が膨らむ恐れがある」と警告しました。


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