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2020年7月9日(木)

普天間 米軍属5人感染

沖縄県、情報提供求める

 米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)で複数人の米軍属の新型コロナウイルス感染症への感染が7日に確認されたことについて、同県の大城玲子保健医療部長は8日の県議会本会議で、感染した軍属は5人だったことを明らかにしました。日本共産党の渡久地修県議団長の代表質問に回答しました。

 米海兵隊は、感染者と濃厚接触者には隔離措置がとられ、現在、感染源を調査中としています。沖縄防衛局によると、同基地では日本人従業員218人(5月末時点)が働いています。本会議で大城部長は、日本人従業員に接触者がいるか、県民との接触があるかなど引き続き米軍側に情報提供を求める考えを示しました。

 県内では、4月30日を最後に今月7日まで68日連続で感染者ゼロが続いていましたが、8日に40代男性1人の感染が確認されました。

 米軍関係では、3月に米空軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)所属の米兵や家族ら3人の感染が確認され、今月2日に、キャンプ・マクトリアス(同県うるま市)に駐留する海兵隊員の家族1人の感染が発表されたばかりです。

 米軍は日米地位協定により日本の出入国審査を受けず、日本の検疫が及ばないまま基地から自由に出入国でき、米軍人や軍属、家族らによる日本国内へのウイルス持ち込みが懸念されています。


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