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2020年7月5日(日)

水害対策 国は急いで

川崎市・河川合流部 昨年浸水被害発生

はたの氏らが聞き取り

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(写真)実情を訴える(向こう側右から)斉藤、はたの、石田の各氏ら=2日、国会内

 日本共産党の、はたの君枝衆院議員と石田和子神奈川県議は2日、国会内で国土交通省に対し、川崎市高津区久地(くじ)に位置する平瀬川と多摩川の合流部の水害対策について聞き取りました。同地域に住む斉藤正男さんらが同席しました。

 同市では昨年10月の台風19号で多摩川が越水し、多くの浸水被害が発生。同地域では住民1人が亡くなりました。はたの氏らは現地を調査し、水害対策工事を行うよう何度も要望してきました。

 はたの氏は現地の写真を示して「多摩川の堤防よりも平瀬川の堤防は3メートルも低い」と指摘すると、国交省担当者は、「国としても現状が望ましいものだとは思っていない」と述べました。

 多摩川では堆積した土砂の撤去工事が行われましたが、平瀬川との合流部の工事は一部にとどまっています。国交省担当者は、合流部は可能な限り掘削し、今後大型土のうを積む予定だと説明しました。

 石田氏は「台風の時期が近づいている」と強調し、対応を急ぐよう要望。斉藤氏は「浸水被害で住み慣れた地域を離れざるを得なかった人もいます。二度とあのようなことが起きないようにしてほしい」と訴えました。

 担当者は「取水期に入ったので緊張感を持って取り組み、対策を加速させたい」と応じました。


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