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2020年7月2日(木)

コロナ対策 都立病院の独法化反対

宇都宮候補、谷川氏に語る

オンライン対談

 宇都宮けんじ東京都知事候補は6月30日、Zoomで、都のコロナ対策の実態や医療体制について、日本共産党の谷川智行都委員会新型コロナウイルス対策本部長と話し合いました。

 谷川氏は、都のPCR検査で小池百合子知事が「必要な検査は実施されている」と述べていることに対し、「23区のある区議会で、保健所を担当する課長が『(PCR)検査に関しては、制限せざるを得なかった』『ある程度、重症度に応じた対応を取らざるを得なかった』と明確に答弁している」と明らかにしました。

 さらに谷川氏は、厚生労働省が6月2日付事務連絡で、都道府県にPCR検査などの体制強化に向けた指針を出していることについて、同19日締め切りで同検査の現状などを点検し報告を求めているにもかかわらず都が未回答であると告発しました。

 宇都宮候補は「都が報告をいまだにしていないのは大変問題だ」と応じました。

 谷川氏は歴代の都政で減らされた保健所の医師数を小池知事がさらに減らしていること、都立・公社病院の独立行政法人化は、経営効率が優先され不採算部門や行政的な医療体制は縮小・廃止されることを批判しました。

 宇都宮候補は、「コロナ感染症を踏まえれば、都立・公社病院の独法化はあり得ない。また、保健所を減らしたことで感染症対策で問題が起きた。反省して方針を変えなければいけない」「小池知事はパフォーマンスはするが、根本的な感染症対策にかなり手抜かりしてきた上に、むしろ医療体制を弱体化させてきた。私は、感染症対策や医療体制の充実強化をしっかりやっていきたい」と語りました。


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