2020年7月1日(水)
沖縄県議会 コロナ対策に全力
知事、4次補正予算案説明
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沖縄県議会の6月定例会が30日に開会しました。「オール沖縄」の玉城デニー知事は議場で新型コロナウイルス感染症対策のための第4次補正予算案などについて説明し、同感染症対策に全力で取り組むことや、安倍政権が民意に背いて強行する同県名護市辺野古の米軍新基地建設を阻止する決意を、改めて表明しました。
デニー知事は、第1次補正予算から今回の4次補正予算案(342億7470万7000円)まで、約997億円の新型コロナ対策の予算を計上することを紹介。感染拡大第2波に備えながら、深刻な打撃を受けた県経済の回復に向けて全力で取り組んでいく構えを示しました。
新型コロナに対応した医療従事者などへの特殊勤務手当や医療機器の整備のため、病院事業会計補正予算も追加しました。
デニー知事は、同新基地建設について政府に対し、「辺野古埋め立て工事を直ちに中止した上で、県との対話に応じるよう求めていく」と強調。「辺野古に新基地は造らせないという公約の実現に向けて今後もあきらめず、ぶれることなく、全身全霊をもって県民の思いに応えていく」と述べました。
定例会は7月28日に閉会予定です。