2020年6月20日(土)
“宇都宮さん都政変えて”
都知事選 市民・国会議員が訴え
JR荻窪駅前
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「一人一人は微力でも、無力ではない。みんなが集まれば大きな力になる。最後まで一緒に頑張ろう」―。東京都杉並区のJR荻窪駅前で19日、都知事選(7月5日投票)に立候補した宇都宮けんじ候補(73)が訴えると共感の拍手が起こりました。市民や国会議員らが応援に駆け付けました。
宇都宮候補は、コロナ患者を診ている看護師が、自分の家族への感染対策として、ホテル住まいをしていることや、医師がゴミ袋を防護服代わりにしている話を紹介。「いま医療従事者や運送労働者、スーパーの店員さん、清掃労働者などに感謝する動きが世界的に広がっています。私たちの命を守ってくれる人々の劣悪な労働現場を変えていく支援や、財政を伴った支援がなければいけない」と訴えました。
翻訳家の池田香代子さん、映画監督の熊谷博子さんが応援演説。池田さんは、宇都宮候補が弁護士としてサラ金問題で多重債務に苦しむ人を救済してきたと述べ、「(当時)宇都宮さんの主張に優秀な弁護士が集まった。すでにリーダーシップは証明されている。一番弱い立場の人を置いてきぼりにしない宇都宮さんの政治は、日本を変える一歩です」と語りました。
熊谷さんは、「私たちの力で宇都宮さんの政策を広げて、宇都宮さんと一緒に頑張りましょう」と呼びかけました。
日本共産党の山添拓参院議員、原田あきら都議、立憲民主党の塩村文夏参院議員、吉田晴美杉並総支部長が訴えました。
演説を聞いた男性(48)=新宿区=は「国にも言うべき時は言ってくれて、都民の声を聞いて動かしてくれる人だと感じました。減らされた保健所を増やし、必要な人にPCR検査を速やかに受けられる体制をつくるという訴えは私も同感です。宇都宮さんに都政を変えてほしい」と話しました。