2020年6月13日(土)
性暴力のない社会めざす
フラワーデモ オンライン開催
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性暴力のない社会を実現しようと、フラワーデモが11日、全国各地とオンラインライブで行われました。呼びかけ人で作家の北原みのりさんらが参加し、性暴力被害や刑法改正についてオンラインで語り合いました。
山本潤さん(Spring代表理事)は、「刑法改正の性犯罪に関する刑事法検討会に初めて当事者が参加し、不同意性交罪についての前向きな議論が行われている。当事者が検討会に入った背景には、性被害者がフラワーデモなどで声をあげてきたことが後押しになっている」と述べました。
DV(配偶者などからの暴力)などの相談を多く受ける岡村晴美弁護士は、性暴力がその人の心身と人生に甚大な影響を与えていることを、検察や裁判官、警察も含めて知らない現実があると指摘しました。
ライターの小川たまかさんは、東京都豊島区の3月議会で「あらゆる性暴力の根絶を目指す決議」が自民、公明、都民ファなどの反対多数で否決されたことを紹介。参加者から地方議会の女性議員の少なさが指摘されました。
沖縄の高里鈴代さん(強姦〈ごうかん〉救援センター・沖縄代表)は、支援センターでの相談内容や沖縄における米兵による少女暴行事件などの歴史などにふれ、沖縄の女性たちが、沈黙せず、声をあげることを選んださまざまな事例について語りました。