2020年6月13日(土)
観光宿泊業支援を評価
斉藤県議 岩手の補正予算案可決
岩手県議会は11日に臨時会を開き、日本共産党の斉藤信議員が、新型コロナウイルス感染対策を盛り込んだ、2020年度県一般会計第3次補正予算案(245億円)に対する質疑に立ちました。
斉藤氏は、感染「第2波」が予想される中、検査体制の抜本的強化、感染者の早期発見が重要だと提起。医療機関の減収補填(ほてん)のために、国に第2次補正予算の活用を求めてほしいと述べました。
地域経済と雇用対策で斉藤氏は、県が家賃補助の対象事業者の条件を緩和(3カ月間の売り上げで30%以上の減)したが、対象はどのくらい広がるのかと指摘。県側は「4000増えて9000だ」と答えました。
斉藤氏はまた、「19億円余の観光宿泊施設緊急対策事業費は思い切った支援で、高く評価する。具体的な内容は」と質問しました。
県側は、▽県内の宿泊施設利用者への助成(1泊2000円)▽市町村が行う宿泊費助成の補助拡充(2分の1補助の上限を2000円に引き上げ)▽生産性向上の計画策定と実施への支援(100万円)―だと答弁。感染症対策の設備整備費も3分の2(上限200万円)を補助すると説明しました。
補正予算案は全会一致で可決されました。