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2020年6月7日(日)

差別 人ごとではない

黒人殺害抗議 日本でも行動

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(写真)「BLACK LIVES MATTER」などのプラカードが掲げられたスタンディング=6日、東京都渋谷区

 米国で発生した、白人警官による黒人男性殺害事件を受け、「Black Lives Matter」(黒人の命は大事)の言葉とともに怒りの抗議が全世界に広がっています。日本でも、各地でスタンディングが呼びかけられ、「差別は決して人ごとではない。声をあげ続けよう」と訴えました。

 東京・渋谷ハチ公前で6日に行われた抗議には、「No Justice No PEACE」などが書かれたプラカードを手に多くの人たちが集まりました。さまざまな国にルーツをもつ人や、若い世代もめだちました。

 東京都墨田区から参加した男性(34)は、「日本でも、在日コリアンなどへのヘイトスピーチがあり、人ごとではないと感じて来ました。絶対に差別を放置してはいけない」。

 抗議を呼びかけた平野太一さんは、米国に住む友人が行動している姿を見て「黒人に対して行われてきた差別の歴史を知り、学びながら、自分も声をあげなければいけないと感じました」と訴えました。

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(写真)国内外に存在する、あらゆる差別を許さないとアピールする参加者=5日、東京駅前

 5日には、東京駅前でサイレントスタンディングが行われ、約50人が参加しました。呼びかけたのは、ヘイトスピーチを許さない市民有志がつながり、行動している「NO HATE 風を届け隊」です。

 メンバーの女性は、米国で声を上げた人たちに連帯すると同時に、日本でも同じような差別構造があると述べ「『あらゆる差別は許されない』という当たり前のことを、多くの人たちと考え、行動していきたい」と語りました。


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