2020年6月2日(火)
2次補正「組み替えて支援策充実を」
BS朝日 藤野議員が主張
日本共産党の藤野保史政策委員会副委員長は5月31日夜のBS朝日番組「激論! クロスファイア」で、緊急事態宣言解除後の新型コロナウイルス対策について各党議員らと議論しました。
政府が27日に閣議決定した2次補正予算案について、藤野氏は「一定の支援のメニューは入ったが、額は非常に不十分だ」と指摘。コロナ患者を受け入れていない医療機関への支援が含まれないなどの問題点をあげ「予備費に10兆円も組むのではなく、組み替えて一つひとつの支援策を充実させるべきだ」と訴えました。
立憲民主党の逢坂誠二政調会長も、同補正予算の3分の1の額に上る予備費を内閣に白紙委任できないと述べ、組み替えを要求。自民党の平沢勝栄広報本部長は柔軟性を持たせたなどと弁解しつつ、「組み替えてもいい」と述べました。
全国での緊急事態宣言解除に関わり、政府の専門家会議の議事録が作成されていない問題も議論に。平沢氏は、すぐ公開すると「意見が自由に言えなくなる」と発言。藤野氏は、公文書は国民共有の財産であり、作成してすぐに公開するのは当然だと主張し、専門家会議の尾身茂副座長も公開しても問題ないと述べているとして、「二次感染を防いでいくためにも、今こそ検証することが必要だ」と強調しました。
宣言解除に伴い政府が呼びかけた「新しい生活」について、藤野氏は「新しい自粛の暮らしの呼びかけであり、要請に見合った新しい補償が必要だ」と発言。ウイルスを完全に根絶できないなかで経済・社会活動を再開する以上、検査や医療を抜本的に拡充すべきだと語りました。