2020年6月1日(月)
FREE 学生支援緊急給付金 相談会
ためらわず申請を
学生団体「高等教育無償化プロジェクトFREE」は31日、新型コロナウイルスの影響でアルバイト収入が大幅に減った学生を対象に政府が支給する学生支援緊急給付金に関する電話相談会を行いました。
貸与型奨学金を申請中の公立大学3年の男子学生は、緊急給付金の手引に奨学金に関する複数パターンの要件があるとして「自分は給付の対象になるのか」と相談しました。
応対したFREEの女性(私立大学2年)は、奨学金を利用する予定であれば支給対象になると説明。「もし奨学金を受けられなかった場合も給付金を返す必要はないと明記されているので、安心して申請してほしい」とアドバイスしました。
同給付金は政府の予算で支給されるものですが、申請を受け付けて支給の可否を判断するのは各大学などです。文部科学省は「最終的には、大学側が状況によって総合的に判断する」との趣旨の方針を出しており、要件に満たなくても給付金を受けられる可能性があります。
女性は「いくつもの要件が示されているので、申請をためらう学生が目立ちます。困っている学生が救済されない制度であっては意味がないので、大学側が柔軟に審査してほしい」と話しています。