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2020年5月31日(日)

寄付金私的流用 否定

「慰安婦」団体前理事長が会見

韓国

 韓国の「慰安婦」被害者支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」の尹美香(ユン・ミヒャン)前理事長が29日、ソウルで会見し、寄付金などについて「個人的に使ったのではない」と私的流用を否定しました。

 尹氏は会見の冒頭、「信じてくれた方々に深い傷と心配をかけ、心からおわびする。国民が十分だと判断するまで疑惑を晴らしていく」と表明。30年間続けてきた活動を紹介し、「すべての被害者の名誉回復につながるように支援してきた」と説明しました。

 2015年の日韓合意をめぐっては、内容を事前に知っていたが被害者に伝えなかった、被害者に支給される現金を受け取らないよう働きかけたとする主張に対し、「事実ではない」と否定しました。

 尹氏は今年4月の総選挙で与党系「共に市民党」から立候補し、当選。30日から任期が始まります。尹氏は、今後の検察の捜査に対し「議員を口実にして逃げるつもりはない」と強調。「慰安婦」問題の解決に向け最善を尽くすと語り、議員職を辞退しない考えを示しました。(栗原千鶴)


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