2020年5月28日(木)
黒川氏処分
関係者の発言食い違い
穀田氏会見 徹底追及を表明
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日本共産党の穀田恵二国対委員長は27日、国会内で記者会見し、賭けマージャンで辞職した黒川弘務前東京高検検事長を官邸主導で軽い「訓告」処分にしたのではないかとの疑惑をめぐり、安倍晋三首相が「検事総長が処分を行った」と責任逃れの発言をしていることについて、「違法な定年延長、それを後付けする検察庁法改定案、処分問題。すべての問題は安倍首相の責任に帰着する問題だ」と指摘し、徹底して追及することを表明しました。
黒川氏の処分をめぐり、安倍首相は「検事総長が事案の内容等諸般の事情を考慮し、適切に処分を行った」(26日の参院厚労委)と述べています。一方、稲田伸夫検事総長は26日のTBS系番組で「法務省側から『訓告』といわれた」と発言。森雅子法相は「内閣と協議し、最終的には内閣で決定した」(22日の記者会見)と語っています。
穀田氏は、処分をめぐり関係者の発言が、「いずれも食い違っており、ここに国民の怒りが大きくなっている」と指摘しました。