2020年5月26日(火)
沖縄県議選 大激戦の宜野湾市区・宮古島市区
「オール沖縄」対自公
デニー県政支える議席死守を
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29日告示の沖縄県議選(6月7日投票)で、米軍普天間基地を抱える宜野湾市区(定数3)や、陸上自衛隊ミサイル基地・弾薬庫の強行配備の問題も大争点の宮古島市区(定数2)でも、玉城デニー県政を支える「オール沖縄」勢力と県政野党・自民との大激戦の様相となっています。
新基地断念求めて
宜野湾市区のオール沖縄の予定候補は、引退する現職・新垣清涼氏の後継で35歳の新人、たまき健一郎氏(無所属)と、現職で社民党公認の宮城イチロ氏(52)。新型コロナウイルス対策と補償、普天間基地の一刻も早い閉鎖・返還、同県名護市辺野古の米軍新基地建設断念を求めて猛奮闘しています。
日本共産党は両予定候補を支援し、オール沖縄の議席死守へ全力を挙げています。
危険なオスプレイ配備、米軍機の部品落下事故、有害物質PFOS(ピーホス)を含む泡消火剤の基地の外への大量漏出、外来機の爆音など、同基地による住民への被害が拡大しています。
自民党県連は県議選公約で同新基地建設「容認」を発表。同区でオール沖縄の候補は、自民党現職と公明党推薦で新基地建設容認と地元紙アンケートで答えた自民系元職との対決になります。
宮城予定候補は、政府が普天間基地返還の条件とする辺野古新基地の完成まで12年かかることを指摘。「新基地容認は、普天間基地の危険を12年も放置することに等しい」と語りました。
たまき予定候補は「沖縄に基地を押し付け続ける政府・自民党の不条理をただしていく。根本的な解決策は沖縄の基地を一つ一つなくしていくことだ」と力を込めました。
ミサイル基地反対
宮古島市区は、オール沖縄のクニナカ昌二予定候補(59)=無所属、新=が「デニー知事を支える1議席を守る」と訴え、島内を駆け回っています。
協議の上、同区選出の亀浜玲子県議からクニナカ予定候補にバトンタッチ。一致団結して取り組んでいます。同予定候補は▽住民の理解を得ない宮古島への自衛隊の弾薬庫・ミサイル基地強行配備に反対▽農林水産業の振興をはじめとする離島力の向上―などを掲げます。
25日早朝、市内での街頭宣伝でクニナカ予定候補は「だれ一人取り残さない社会の実現に向けて頑張りたい」と演説。亀浜県議は、民意を無視して辺野古新基地建設を推進する安倍政権を批判し「政府に民主主義と地方自治のあり方を問うデニー県政とともに働ける県政与党の1議席を」と呼びかけました。
24日には新型コロナウイルス対策が取られた上で、クニナカ予定候補の後援会事務所で支援者らが団結を固め合いました。
自民党は、公認の新人と、県議会で自民会派入りする現職が無所属で立候補予定。どちらも辺野古新基地建設や宮古島の自衛隊ミサイル基地配備に賛成・容認の立場です。
クニナカ予定候補の必勝に向けて、日本共産党も奮闘しています。