2020年5月17日(日)
“大学に通い続けたい”
FREE京都が府に要請
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京都の学生団体「高等教育無償化プロジェクト FREE京都」は15日、京都府に申し入れし、学生への一律の給付金や学生専用の総合相談窓口の設置、雇用主を挟まないアルバイトへの休業補償などを求めました。
参加者は、新型コロナウイルスの影響で、学生の4人に1人が退学や休学を考えているなど深刻な調査結果を示し、「『学生のまち・京都』で、学生が学びをあきらめることのないよう支援してほしい」と要求。オンライン授業の経済的負担や落ち着いた受講環境がない問題なども指摘し「大学の支援にも差がある。困っている人は一部ではない。学ぶ権利を保障してほしい」と訴えました。
対応した府担当者は「国の修学支援新制度などいまの制度の枠を超える学生にどんなきめ細かな支援ができるか引き続き教えてほしい」と述べました。
参加した私立大1回生は「1人暮らしで不安。友人もバイトできず困っている。オンライン授業もスムーズにいっていない。このままでは大学に通う意味がなくなる」と話していました。