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2020年5月14日(木)

家賃支払い行き詰まる 教育の格差が心配

大阪・寝屋川 アンケートに声続々

 大阪府寝屋川市の「市民の声がとどく寝屋川市政をつくる会」は、4月下旬から新型コロナによる不安や困りごとを聞く「緊急アンケート」を実施し、10地域・分野・団体から153項目の切実な声と18項目の要望が寄せられました。


 「スーパーに行くたびに食料品や野菜の値段が上がっている」「自宅待機で食費や光熱水費が増加」など、家計出費増に悲鳴があがっています。医療・福祉関係では「肺炎で発熱後、PCR検査や入院ができず3日後に死亡」「施設で感染者が発生すれば閉鎖となるので、職員の精神的ストレスが大きい」と切実な声が寄せられました。

 仕事関係では「大工さんが、中国から材料が入ってこないので仕事ができないという」「公共事業がストップ。市内業者の経営が悪化」「料飲食業は客激減。家賃、リース代支払いで行き詰まっている」と悲痛な声。教育分野では「小学1年生は入学後、登校する経験がなく、いつ再開されるのか不安」「学習環境の差による教育格差が心配」との声が聞かれました。

 要望では、「休業要請と補償は一体で、給付金は何度でも。家賃補助を早急に」「学生が安心して勉学を続けられる学費支援を」「アベノマスクは現在も届いていない。医療用マスク・防護服確保に政府は責任を持って、医療従事者の不安解消を」「PCR検査・抗体検査の抜本的拡充へ、医師会などの協力を得て取り組んでほしい」「医師・看護師・保健所職員・学童保育指導員・保育士の増員確保を」「全国学力テスト、大阪府のチャレンジテスト、寝屋川市の到達度テスト中止を」などの声が寄せられました。

 つくる会は要望をまとめ、早急に寝屋川市へ提出する予定です。


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