2020年5月8日(金)
中小企業支援全力を
大門氏「地域金融機関応援で」
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日本共産党の大門実紀史議員は4月30日の参院財政金融委員会で、日銀が打ち出した新型コロナ対応金融支援特別オペの拡充などを最大限に生かし、中小企業支援に全力を尽くすよう求めました。
日銀は27日の金融政策決定会合で、年間80兆円をめどとしている国債の買い入れ枠の上限を撤廃し、積極的な買い入れの方針を表明するとともに、3月に導入した新型コロナ対応金融支援特別オペの拡充をはかることも打ち出しました。
大門氏は「地域金融機関が中小企業を支援する時に大変な応援策になる」と評価しました。
また、日銀の国債買い入れについて、今回のような非常事態ではあり得るとした上で、「非常時でもないのに今まで国債を爆買いし、掲げた物価上昇目標も達成できない。これまでの日銀の姿勢は問われるべきだ。それがなかったらもっと大胆な支援ができたかもしれない」と指摘しました。
大門氏がさらなる支援の拡充を求めたのに対し、麻生太郎財務相は「日銀と連絡を密にしていきたい」と答えました。