2020年5月3日(日)
学費減免求めネット署名
193大学に広がる
新型コロナウイルス感染拡大のなか、各地の大学生らが4月初旬から始めた、大学に学費減免などの経済的支援を求めるネット署名が急速な広がりを見せています。1日時点で、全国193大学に広がっています。
この署名は、感染拡大で休講や入校禁止となり、家計も苦しくなって学費が払えない学生が出るなど学業や生活が打撃を受けるもとで学生たちが自主的に始めたものです。
署名は大学当局に提出され、こうした運動に押されて学生に給付金を支給するなど独自の支援を行う大学が相次いでいます。
各地で署名に取り組む学生らは4月24日、一律学費半額を求めるアクションを結成。国による一律学費半減と大学などへの予算措置を求めるネット署名に取り組んでいます。署名は1日に1万5000人を突破しました。
署名は4月29日に共産、立民、国民の3野党、30日に亀岡偉民文部科学副大臣に提出し、「このままでは進学や在学が危ぶまれ、世代ごと未来を奪われる」と訴えました。