2020年5月2日(土)
PCR検査センター設置へ
沖縄県議会 第2次補正予算を可決
とぐち県議質問
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沖縄県議会は1日の臨時会で、新型コロナウイルス感染症の緊急対策のための、2020年度分、457億3003万円の第2次補正予算案の質疑を行い、全会一致で可決しました。感染を判定するPCR検査の体制拡充や医療体制の強化、事業者への支援金などの費用が盛り込まれています。
質問に立った日本共産党の、とぐち修県議団長は県がPCR検査センターの設置を決断したことを評価し、「問題は規模とスピードだ」と直ちに稼働させるよう求めました。
大城玲子県保健医療部長は、保健所のある県内5地区(北部、中部、南部、宮古、八重山)と那覇市(那覇市が設置を調整中)での設置を目標としていると説明しました。
とぐち団長は、感染症患者の対応に追われる病院への財政補償・支援も求めました。大城部長は、感染症患者の受け入れで病院に生じる減収分を補てんするため、「今回の補正予算に、14億9745万円を計上した」と答えました。
党県議団は先月17日、緊急の医療体制強化を県に要請。感染症の専門家の緊急提言にもとづき、検査センターの設置などを求めていました。
とぐち団長は事業者への支援金の対象業種の拡大、事業者の支払う家賃の補償の実現を国に働きかけることなど、さらなる取り組みも求めました。玉城デニー知事は「各分野において、安心できる取り組みを迅速に進めていく」と決意を示しました。