2020年4月30日(木)
野党の補正予算組み替え提案
国民が望む財政支援 「意味は大きい」
穀田氏が会見
日本共産党の穀田恵二国対委員長は29日、国会内で記者会見し、日本共産党と、立憲民主党や国民民主党などの共同会派が新型コロナウイルス感染症対策の補正予算案の組み替え動議を共同提出したことについて、「スピーディーかつ国民の苦難に応えた大胆な財政支援という立場から行ったもの」だとして、「意味はとても大きい」と述べました。
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穀田氏は、野党が組み替え動議で中小企業・個人事業主を支援する持続化給付金の拡充や雇用調整助成金の1日あたりの上限額引き上げ、医療機関を支援する予算の抜本的拡充などを提起したことを説明。「政府の尻をたたいて前進させるという意味で大事な点だった」と語りました。
穀田氏はまた、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている大学生らへの支援を「抜本的に強化すべきだ」と指摘。具体的には、授業料減免や奨学金返済への支援、寮に入れないなど住居問題での支援、アルバイトができない人への支援について「大学任せにせず、国はきちんとした補償をすべきだ」と主張しました。
同日の野党国対委員長連絡会では、野党共同で学生支援の法案を検討し、政府・与党に対応を迫っていくことを確認しました。