2020年4月26日(日)
医療崩壊防げ
大阪府保険医協会 政府に緊急要請
大阪府保険医協会理事会は23日、医療・検査体制の抜本的強化など医療崩壊を防ぐための措置をただちに講ずるよう求める声明を、政府に送付しました。
声明は、全国的に保健所の機能がまひしており、大阪市では1カ所しかない保健所に検査要請や問い合わせが殺到し、他部署の市職員が電話窓口で「検査に7日から10日かかる」「容態が悪くなれば救急車を」と通常では考えられない対応をしていると指摘。医療崩壊、保健所崩壊といわれるほどの状況になった元凶は、政府による医療費抑制策によるものだと批判。安倍首相は“補償なき要請”をするのではなく、過去の医療政策の過ちを認め、医療機関への財政的補償や病床確保などの対策をすすめるべきだと主張しています。
大阪では市立病院や公衆衛生研究所などの統廃合が事態のいっそうの悪化を招いているとして、「二重行政」論に固執してこのような事態を招いた大阪維新の会の責任は重大だとのべています。