2020年4月17日(金)
医療崩壊なきよう
医労連、沖縄県に要請
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沖縄県医労連は県庁で16日、新型コロナウイルス感染症の患者の受け入れなどで「医療崩壊」を起こさせない最大限の対応を県側に要請しました。県医労連の穴井輝明・執行委員長は「辞めたい」と訴える現場の職員も出てきていると、切実な現状を訴えました。
医療・介護・福祉などの現場で人員が不足し、自身や周囲の感染リスクへの不安・緊張を抱えながらの勤務を強いられているといいます。要請に参加した看護師は、安心の医療のため「(現場労働者の)ゆとりも確保しながらやらないと難しい」と語りました。
要請書は、必要な衛生資材や感染症病床の確保、感染症対策のための十分な財政支援を求めています。公立病院などの再編統合計画の中止、医師・看護師・介護職員の大幅増員を国に要請することなども求めています。
応対した県保健医療部の真栄城守・医療企画統括監は、「今後の取り組みに生かしたい」と述べました。