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2020年4月14日(火)

泡消火剤漏出に怒り

党沖縄県議ら防衛局に抗議

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(写真)沖縄防衛局で抗議し、要請文を提出する(左から右へ)セナガ、とぐち、しまぶくの各氏ら=13日、沖縄県嘉手納町

 日本共産党の沖縄県委員会・県議団は13日、沖縄防衛局(同県嘉手納町)で、10日夕刻に起きた同県宜野湾市の米軍普天間基地の泡消火剤が大量に漏出した事故について厳しく抗議し、同基地への立ち入り環境調査の実施と不平等な日米地位協定の抜本的改定などを、要請しました。

 とぐち修県議団長(県委員会副委員長)らが、河野太郎防衛相宛ての要請文を同防衛局に提出。要請文では、発がん性のあるPFOS(ピーホス)を含む泡消火剤漏出の原因の徹底究明と全容の公表、責任を持って同消火剤をすべて回収すること、日米安保条約の破棄と米国との対等・平等の平和条約の締結も、求めています。

 防衛局側は、米側に抗議し、立ち入り調査を求めると述べるも、地位協定改定への前向きな姿勢は示しませんでした。防衛局側とのやりとりから、11日に基地の外の消火剤が残留する現場に来た米軍が、回収作業は行わなかったことが明らかになりました。

 しまぶく恵祐県議予定候補は「米軍の好き勝手を正すべきだ」と強調。セナガ美佐雄県議も「怒っている、許せないという県民の立場で防衛局はもっと対応を」と訴え、とぐち県議は回収作業に取り組んだ消防職員、住民・子どもの健康調査の実施を迫りました。


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