2020年4月12日(日)
バイト激減 生活ギリギリ
学生にも給付金を
京都・民青 コロナ実態調査
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日本民主青年同盟京都府委員会が実施する新型コロナウイルスについての「青年生活実態アンケート」に、学生や非正規労働者などから「バイトが削られ、ギリギリの生活」「バイト先が休業。助けてください」「解雇された」など、深刻な声が次つぎに寄せられています。
アンケートは、新型コロナウイルスによる内定取り消しやアルバイトの収入減などの実態を集め、国や自治体に届けようと実施。全国の民青同盟が集めていたものを、京都府委員会が先月27日からツイッターでもよびかけ、回答は2週間で80件以上にのぼります。
アルバイト先の休業やシフト激減で生活が困窮するとの声が目立ち、一律の給付金を要望する声も多数あります。
大学生(19)は「バイトのシフトを一方的に削られた。下宿生活で、バイト代を生活費の一部としているので非常に困る」と訴え。
非正規の青年(27)は「複数のジム、スタジオでインストラクターをしています。1カ月または2カ月の休講が決まり収入が激減。現金給付は、ぜひ一律にお願いしたい」と求めています。
先月末からバイト先が休業になった大学生(21)は、「今月分の収入はゼロ。仕送りはないため必死に働いてきました。今年は就職活動が重なり、収入が減っていましたが、さらなる打撃に不安と悔しさで涙が出ます。食べ物もろくに買えません。どうか私たち学生にも貸し付けではない給付金をお願いします。助けてください」と切迫した訴えを寄せています。
民青同盟の堀川朗子府委員長は、「深刻な実態が日々広がっています。生活費をアルバイト代でまかなう学生も多く、バイトの休業や激減は生存にかかわります。非正規労働者への支援も待ったなしです。ただちに助けが必要な人もいるのに、青年・学生への支援策は限られる。実態を届け、必要な支援を求めていきたい」と話しています。
京都・民青ツイッターのアンケートに寄せられた声
・大学生(20)「バイトが短縮され全然勤務できない。収入がないに等しく仕送りに頼るしかない。貸し付けではなく給付金を出してほしい」
・非正規労働者(33)「勤務先のホテルが営業困難な状態に。営業再開の見通しが立たないため、収入が得られない。非正規にも給付金を頂きたいです」
・ホテル清掃業の青年(26)「コロナウイルスで観光客が激減、シフトも削られ給料が少なく生活が苦しい」
・大学生(22)「エンタメ業界に就職します。4月●日まで出勤停止の連絡が来ました。仕事ができるのはいつなのか、給与はどうなるのかなど分からないことがたくさんあり不安です」
・専門学生(18)「アルバイトが軒並み休みになって、病院代を自分で払わなくてはいけない。この状況だと払えない。病院代だけでも援助していただきたい」
・大学生(20)「バイト先が休業で給料がない。長期休みのバイトで学費を稼いでいるので、今後親に頼るのが申し訳ない。補償や手当なども調べているが、どこに申請するのかもわからず、バイトという肩身の狭さから申請も迷っている」
・大学生(26)「生活費を三つのバイト先で確保。二つは飲食業と宿泊業で、シフト日に突然短縮、または取り消しを受けるので生活が安定しない」
・大学生(20)「バイトも削られて今はギリギリの生活」