しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2020年4月10日(金)

休業店舗に独自補償

御殿場市 全国初 最大100万円

 静岡県御殿場(ごてんば)市は、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、市の要請に応じてバーやキャバレー、ナイトクラブなどが休業した場合、最大100万円の補償を行うと8日に発表しました。

 感染拡大のリスクが高い「密閉、密集、密接」(3密)の条件がそろう、市内の200店舗が対象。今月16~30日の休業を要請し、1店舗100万円を上限に売り上げを補償します。市によると、感染拡大防止を目的に休業する店舗への独自補償を行うのは全国で初めて。

 同市は緊急事態宣言が出された神奈川県に隣接しており、対象地域からの流入を抑え、感染拡大を防止したい考え。若林洋平市長は会見で「感染拡大しないようにするのが市の責任。しっかりと補償しないと、店も参ってしまう」と述べました。

 日本共産党の高木理文(まさふみ)市議は「まず感染拡大に手を打つことが重要。延期になった五輪関係の予算を見直し、補償の対象拡大も検討を始めている。自治体ができることは限られる。本来は国が休業補償をやるべきだ。今回の自治体の動きが広がれば、国も動くのでは」と話しました。


pageup